デジタル大辞泉
「音に泣く」の意味・読み・例文・類語
音に泣・く
声を出して泣く。声を立てて鳴く。
「わが園の梅のほつ枝に鶯の―・きぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ね【音】 に 泣(な)く
泣く。また、(鳥などが)声をたてて鳴く。
※
万葉(8C後)九・一八〇一「この道を 行く人ごとに 行き寄りて い立ち嘆かひ ある人は 啼爾毛哭
(ねニモなき)つつ 語り継ぎ 偲ひ継ぎ来る」
※古今(905‐914)恋一・四九八「わがそのの梅のほづえに鶯のねになきぬべき恋もする哉〈よみ人しらず〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報