領分郷村高辻帳(読み)りようぶんごうそんたかつじちよう

日本歴史地名大系 「領分郷村高辻帳」の解説

領分郷村高辻帳(郷村高辻帳)
りようぶんごうそんたかつじちよう

一冊

成立 元禄一一年

写本 富山県立図書館蔵前田家文書

解説 富山藩幕府に提出した元禄郷帳の控。前田家文書には元禄一一年のほか、貞享元年付、享保元年付(長門守御判)郷帳があるが、当文書は枝村新田分について親村からの方角・町間が記されているのが特色である。富山藩は当帳によれば婦負郡一八〇村・六万二千八五一石、新川郡七三村・三万七千一四九石、余高一万二千五三五石余、新田高は婦負郡一四五村・一万二千一一六石余、新川郡三七村九千六五五石余で都合一三万四千三〇七石余を領した。なお同日付の御領分御収納相勤申古田新田高村付改申帳(「古田新田高村付改帳」前田家文書)では古田高一三万一千一一二石余・新田高七千七七〇石余としている。

活字本富山県史」史料編V

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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