頭隠して尻を出す(読み)かしらかくしてしりをだす

精選版 日本国語大辞典 「頭隠して尻を出す」の意味・読み・例文・類語

かしら【頭】 隠(かく)して=尻(しり)[=尾(お)]を出(だ)

  1. ( 雉(きじ)が、草中に首を隠して尾が現われているのに気がつかないことから ) 悪事などの一部分を隠して他の部分が現われているのに気がつかないことをあざけっていう。あたま隠して尻隠さず。
    1. [初出の実例]「うはきのさた、くるわさはぎのよね衆のふりは、しのぶかほなる、やけののうづら、かしらかくしてしりをだす」(出典:評判記・吉原人たばね(1680頃)くも井)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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