頽然(読み)たいぜん

精選版 日本国語大辞典 「頽然」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぜん【頽然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. たおれくずれるさま。
    1. [初出の実例]「豈啻盧家栖海燕、頽然将墜俯蛾眉」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)玳瑁櫛)
  3. 酔いつぶれるさま。
    1. [初出の実例]「反複痛飲して遂に酔倒し、頽然として家に帰るを事とす」(出典:日本風俗備考(1833)一五)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐始得西山宴遊記〕
  4. 年とって衰えるさま。
    1. [初出の実例]「生存する人人も亦頽然として老い去った」(出典:明治叛臣伝(1909)〈田岡嶺雲〉総敍)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む