精選版 日本国語大辞典 「頽然」の意味・読み・例文・類語
たい‐ぜん【頽然】
- 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
- ① たおれくずれるさま。
- [初出の実例]「豈啻盧家栖二海燕一、頽然将レ墜俯二蛾眉一」(出典:玩鴎先生詠物雑体百首(1794)玳瑁櫛)
- ② 酔いつぶれるさま。
- [初出の実例]「反複痛飲して遂に酔倒し、頽然として家に帰るを事とす」(出典:日本風俗備考(1833)一五)
- [その他の文献]〔柳宗元‐始得西山宴遊記〕
- ③ 年とって衰えるさま。
- [初出の実例]「生存する人人も亦頽然として老い去った」(出典:明治叛臣伝(1909)〈田岡嶺雲〉総敍)