額に箭は立つとも背に箭は立たず(読み)ヒタイニヤハタツトモソビラニヤハタタズ

デジタル大辞泉 の解説

ひたいつともそびらたず

額に矢を受けようとも背中に受けることはない。絶対に退却しないということ。

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関連語 実例 初出 東人

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひたい【額】 に 箭(や)は立(た)つとも背(せ)に箭(や)は立(た)たず

  1. 前進して前に傷を受けることはあっても、退却して後ろに傷を受けるようなことはしない。
    1. [初出の実例]「是の東人は常に云はく、額爾方止毛不立(ひたひニハやハたつトモせハやハたたじ)と云ひて」(出典:続日本紀‐神護景雲三年(769)一〇月一日)

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