風に草靡く(読み)かぜにくさなびく

精選版 日本国語大辞典 「風に草靡く」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 に 草(くさ)(なび)

  1. ( 風の吹くままに、草がなびき従う意から ) 人民権力者の言うがままになる、また、小人有徳者に服することなどのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「君が手にまかする秋のかぜなればなびかぬくさはあらじとぞ思ふ」(出典:中務集(989頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android