食出(読み)クイデ

デジタル大辞泉 「食出」の意味・読み・例文・類語

くい‐で〔くひ‐〕【食(い)出】

十分食べたと思うほどの食べ物の量。食べごたえ。「値段の割に食い出のある料理

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精選版 日本国語大辞典 「食出」の意味・読み・例文・類語

はみ‐だし【食出】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はみだすこと。はみだしていること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「不可能な地点までマキシマムに行動させ、遭遇する破局の設定で、そのはみだしを制裁する無慈悲な社会秩序」(出典:現実拒否の文学(1956)〈大井広介〉二)
  3. はみだしつば(食出鍔)」の略。
    1. [初出の実例]「金つばのはみ出しに後藤が打ったる金目貫」(出典:仮名草子・元の木阿彌(1680)上)

くい‐でくひ‥【食出】

  1. 〘 名詞 〙 確かに食べたと思うほどの分量。食いごたえ。
    1. [初出の実例]「ふといそばだ。くひでがあっていいわへ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二)

たべ‐で【食出】

  1. 〘 名詞 〙 十分に食べたと満足できるだけの量。食べごたえ。くいで。「味はよいが食べでがない」

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