食所(読み)くいどころ

精選版 日本国語大辞典 「食所」の意味・読み・例文・類語

くい‐どころくひ‥【食所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 食べるのにちょうどよい部分。または、時期
    1. [初出の実例]「くへば骨ばかりで、くひ処がないぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)五)
  3. 食った部分。食った跡。
    1. [初出の実例]「くひ所見ればうねなる老茄子うゑたる人の食へるなるべし」(出典:小大君集(1005頃))
  4. ある食べものが最もうまい場所や土地

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 出典 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android