飯粒してもつ釣る(読み)いいぼしてもつつる

精選版 日本国語大辞典 「飯粒してもつ釣る」の意味・読み・例文・類語

いいぼ【飯粒】 してもつ釣(つ)

  1. ( 「もつ」は「鯥(むつ)」かという ) 飯粒ほどのわずかな餌で大きな獲物を手に入れること。えびで鯛を釣る。
    1. [初出の実例]「あるひとあざらかなるものもてきたり。よねしてかへりごとす。をとこどもひそかにいふなり。いひぼしてもつつるとや」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月八日)

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