飴の鳥(読み)あめのとり

精選版 日本国語大辞典 「飴の鳥」の意味・読み・例文・類語

あめ【飴】 の 鳥(とり)

飴細工(あめざいく)の鳥。葦の茎の先に飴をつけ、吹いてふくらませながら鳥の形を造って色をつけたもの。転じて、飴細工の総称
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)二「サアサア子供衆買(かふ)たり買たり。飴(アメ)の鳥じゃ飴の鳥」
② 飴細工の鳥のように、外見だけよくて、味や内容のないもののたとえ。また、ぶざまにふくらんだもののたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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