飽き果てる(読み)あきはてる

精選版 日本国語大辞典 「飽き果てる」の意味・読み・例文・類語

あき‐は・てる【飽果】

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]あきは・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙 飽きてしまう。すっかりいやになる。
    1. [初出の実例]「刈れる田におふるひづちのほにいでぬは世を今更に秋はてぬとか〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋下・三〇八)
    2. 「こなさんの病ひには、あきはてたわいなア」(出典:歌舞伎・傾城金秤目(1792)三番目)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android