餠番(読み)もちばん

精選版 日本国語大辞典 「餠番」の意味・読み・例文・類語

もち‐ばん【餠番】

〘名〙 江戸時代劇場の楽屋大部屋で行なう催しの一つ。立者(たてもの)連が餠番と称して、各自狂言や役にちなんだ趣向で、毎日順番餠菓子を配った。また、この時、大部屋連が演じた景物茶番をもいう。〔楽屋図会拾遺(1802)〕

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