駆り上ぐ(読み)かりあぐ

精選版 日本国語大辞典 「駆り上ぐ」の意味・読み・例文・類語

かり‐あ・ぐ【駆上・駆挙】

  1. 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. 着物の裾などを高く上げる。からげる。
    1. [初出の実例]「我思ふやうは上の袴を高くかりあげて、ほそはぎを出して」(出典:十訓抄(1252)七)
  3. 高くかかげる。より高い段階に置く。
    1. [初出の実例]「真に卓絶の手を云に天辺月ほどかりあけたる物はなけれども厥れをも敲落したぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android