精選版 日本国語大辞典 「駆り上ぐ」の意味・読み・例文・類語
かり‐あ・ぐ【駆上・駆挙】
- 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
- ① 着物の裾などを高く上げる。からげる。
- [初出の実例]「我思ふやうは上の袴を高くかりあげて、ほそはぎを出して」(出典:十訓抄(1252)七)
- ② 高くかかげる。より高い段階に置く。
- [初出の実例]「真に卓絶の手を云に天辺月ほどかりあけたる物はなけれども厥れをも敲落したぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)二)
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...