高松藩諸達留(読み)たかまつはんしよたつしとめ

日本歴史地名大系 「高松藩諸達留」の解説

高松藩諸達留
たかまつはんしよたつしとめ

三冊

成立 明治初年

原本 鎌田郷土博物館

解説 高松藩諸達留(二冊)と高松藩諸達書留(一冊)からなる。明和頃から慶応元年までの高松藩からの諸種の通達を収めたもの。史料中に寒川郡石田村の政所遠藤類右衛門の名がみえ、おそらく遠藤家に宛てられた通達をまとめたものと思われる。内容は請作・砂糖趣法・諸色値段・牢人・田畑山林質物・砂糖車・大検見・郷普請など農村関係の多岐にわたる史料が収められている。高松藩の農政史料としてまとまったものがないだけに貴重な史料である。

活字本香川県史」近世史料I

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android