高気圧酸素療法

六訂版 家庭医学大全科 「高気圧酸素療法」の解説

高気圧酸素療法
(外傷)

 高気圧酸素療法は、高い環境気圧下で酸素加を行う(血液中に溶解する酸素量を増やす)治療法です。①溶解型酸素増量による酸素加、②不活性ガスの洗い出し、③体内ガスの圧縮、④細菌に対する酸素毒性(殺菌作用)などの効果を利用して、組み合わせています。表9に示すような適応疾患があります。

 高気圧酸素治療装置には、1人用の装置と多人数用の装置があります。患者さんにそのなかに入ってもらい、高濃度の酸素を吸入してもらいます。


出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android