…近畿以東の霊山にある神社では,この日を祭日とする所がかなりある。西日本では〈高花〉〈天道花(てんとうばな)〉〈夏花(げばな)〉などと称して,竹ざおの先にシャクナゲ,ツツジ,シキミ,ウノハナなどを束ね,庭先や木の枝に高く掲げる習俗が卓越している。兵庫県氷上郡では〈花折り始め〉といって,死者があった家では他家に嫁いだ子女が墓参りをする日となっている。…
…このように3月3日の場合には雛祭と結合し,すでに女性や子どもの行事となっている所が多い。4月8日(卯月八日)の場合には,単に霊山に登るとだけしている所もあるが,山からウツギ,ツツジ,シャクナゲなどを摘んできて庭先に立てる風が近畿地方には多くあり,高花,天道花などといわれている。灌仏会と結合している点も多いが,元来は農事開始に先だって,山から祖霊なり田の神なりを迎えてきて祭ることを目的としたものだと解釈されている。…
※「高花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...