鬱情(読み)ウツジョウ

デジタル大辞泉 「鬱情」の意味・読み・例文・類語

うつ‐じょう〔‐ジヤウ〕【鬱情】

晴れ晴れしない、うっとうしい気持ち。
それぞれの悩ましい青春の―の発散を志したのであろう」〈佐藤春夫晶子曼陀羅

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精選版 日本国語大辞典 「鬱情」の意味・読み・例文・類語

うつ‐じょう‥ジャウ【鬱情】

  1. 〘 名詞 〙 うっとうしい気持。めいる心。
    1. [初出の実例]「屡垂好物、深慰欝情」(出典:伝教大師消息(824‐831頃))
    2. 「愁心依々として鬱情を漏すに由なかりしも」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四七)

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