鬼に瘤を取らる(読み)おににこぶをとらる

精選版 日本国語大辞典 「鬼に瘤を取らる」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 に 瘤(こぶ)を取(と)らる

  1. ( 鬼にじゃまなこぶを取られたという「こぶ取話」の昔話による ) 損害を受けたようで、かえってそれが利益になることのたとえ。おにに瘤(こぶ)
    1. [初出の実例]「『鬼に瘤(コブ)をとられた』といふ事なんぞ。〈略〉(天狗どもが禅門の)こぶを取りてぞ行きける。禅門宝をまうけたる心地し」(出典咄本醒睡笑(1628)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 こぶ 実例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む