鬼に瘤を取らる(読み)おににこぶをとらる

精選版 日本国語大辞典 「鬼に瘤を取らる」の意味・読み・例文・類語

おに【鬼】 に 瘤(こぶ)を取(と)らる

  1. ( 鬼にじゃまなこぶを取られたという「こぶ取話」の昔話による ) 損害を受けたようで、かえってそれが利益になることのたとえ。おにに瘤(こぶ)
    1. [初出の実例]「『鬼に瘤(コブ)をとられた』といふ事なんぞ。〈略〉(天狗どもが禅門の)こぶを取りてぞ行きける。禅門宝をまうけたる心地し」(出典咄本醒睡笑(1628)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android