鳥追舟(読み)トリオイブネ

デジタル大辞泉 「鳥追舟」の意味・読み・例文・類語

とりおいぶね【鳥追舟】[謡曲]

謡曲四番目物。十余年主人留守を預かる左近尉が、主人の妻子鳥追いをさせたので、帰った主人は怒るが、妻がとりなす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鳥追舟の言及

【鳥追】より

…江戸時代には敲(たたき)与次郎,女太夫などと呼ぶ新年の門付の祝福芸人の風俗を生んでいる。能に,母と子が鳥追舟に乗って群雀(むらすずめ)を追う《鳥追舟》の曲があり,地歌,箏曲の《鳥追》は,この《鳥追舟》を原拠とし,ともに二上りの調子で箏は平調子である。【西角井 正大】。…

※「鳥追舟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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