鳴り高し(読み)ナリタカシ

デジタル大辞泉 「鳴り高し」の意味・読み・例文・類語

なり‐たか・し【鳴り高し】

[形ク]人の声が騒々しいのを制する語。やかましい。静まれ。
「―・し、鳴り止まむ」〈少女

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳴り高し」の意味・読み・例文・類語

なり‐たか・し【鳴高】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 人声が高くてそうぞうしい、の意で、静かにするようにと、いましめるのにいう。やかましい。静まれ。
    1. [初出の実例]「人々みなほころびて笑ひぬればまた、なりたかし、なりやまむ。はなはだ非常なり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android