最新 地学事典 「鳴子火山」の解説
なるごかざん
鳴子火山
Narugo(Naruko) volcano
「なるこ」とも読む。宮城県北西部の脊梁山地に位置する第四紀火山。気象庁の活火山名は鳴子。2回の火砕流噴火(荷坂火砕流・柳沢火砕流)にともなうカルデラの形成とその後の溶岩円頂丘群の活動で生成。基盤は先第三紀花崗閃緑岩・中新統・鮮新世-更新世堆積岩。径2kmの溶岩円頂丘群は湖成の砂礫層の上位に噴出し,径400mの潟沼ほかの火口地形が存在。潟沼の周囲では硫気活動が活発で,周辺には高温温泉が湧出。最新の噴火は837年。火砕流堆積物は輝石デイサイトおよび角閃石輝石デイサイト,溶岩円頂丘は輝石デイサイト。
執筆者:生出 慶司・阪口 圭一・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

