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鳴子 なるこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鳴子
なるこ

宮城県北西部,大崎市北西部の旧町域。江合川の上流,荒雄川流域に位置する。山形県,秋田県に接する。 1921年町制。 1954年川渡村,鬼首村と合体。 2006年古川市,松山町,三本木町,鹿島台町,岩出山町,田尻町の1市5町と合体して大崎市となった。東北地方の代表的温泉町で,荒雄岳南麓,荒雄川周辺に分布する鬼首温泉郷鳴子温泉郷がある。鳴子ダム,鳴子峡,尿前の関跡 (しとまえのせきあと) ,荒雄湖,鳴子スキー場,花淵山スキー場など1年を通じての観光地。大半が山林原野で,農林業が行なわれる。特産はこけしと漆器。中央から西部一帯は栗駒国定公園に属する。

鳴子
なるこ

田畑の作物を荒す鳥を追払うためのおどし具。小さい板に細い竹管を糸で吊り並べたもの。長い中途に掛けて田畑に張り,一端を引張ることで音が出る仕掛けになっている。

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デジタル大辞泉の解説

なる‐こ【鳴子】

田畑が鳥獣に荒らされるのを防ぐための仕掛け。横板に数本の竹片をぶら下げたものを縄に掛け連ね、縄を引くと音が鳴るようにしたもの。ひきいた。 秋》「引かで鳴る夜の―の淋しさよ/漱石
1に似せて作った打楽器。持ち手をつけた板に木片を取り付け、振って打ち鳴らす。高知県のよさこい祭などで使われる。

なるこ【鳴子】[地名]

宮城県大崎市の地名。温泉地。鳴子こけし・鳴子塗の産地。荒雄川支流の大谷川鳴子(なるご)峡がある。

なるこ【鳴子】[狂言]

狂言。和泉(いずみ)流太郎冠者次郎冠者が、山田へ鳥追いに来て、主人が持ってきてくれた酒を飲み、鳴子を引きながら歌い舞ううちに酔って寝てしまう。

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世界大百科事典 第2版の解説

なるこ【鳴子】

大きな音を立てて鳥獣驚かしこれを追い払う道具。おもに農作の害となる鳥獣を防除するために用いられるが,防犯用として用いられることもある。小さな板に竹管などを紐で添え,綱にこれを多数取り付けておく。農家ではおもに子どもや老人がこの綱の一端を引いてこれを鳴らす役目にあたる。金属器を用いた鳴子もある。竹筒などで水を引き入れたり,流水を利用して音を立てる〈ばったり〉〈ししおどし〉も鳴子の一種といえる。案山子(かかし)【大島 暁雄】

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大辞林 第三版の解説

なるこ【鳴子】

田畑の害獣・害鳥を追い払う具。数本の竹筒を小板に並べてぶら下げたもの。張った縄につるしたり竿さおの先につけたりし、縄の端を引くなどして揺らして鳴らす。 [季] 秋。

なるこ【鳴子】

宮城県北西部、大崎市の地名。荒雄川の上流域にある。鳴子温泉・鬼首おにこうべ温泉・鳴子峡・鳴子こけしで知られる。

なるこ【鳴子】

狂言の一。主人の命で山田へ鳥追いに来た太郎冠者と次郎冠者は、酒を飲んで小歌をうたいながら鳴子を引くが、やがて眠りこみ、見回りに来た主人にしかられ逃げ出す。

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世界大百科事典内の鳴子の言及

【楽器】より

…その発達した例が,トーキング・ドラムである。その他,鹿笛のように動物をおびきよせる道具,あるいはその逆に,害鳥を追い払うために田畑に置く鳴子などは,狩猟や農耕など人間の生業活動と結びついている。 このように,一般的用法における楽器の社会的機能には,神性,権力などの象徴機能,伝達などの言語代理機能,生業用具としての実用機能などがある。…

※「鳴子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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