鴨の浮き寝(読み)カモノウキネ

デジタル大辞泉 「鴨の浮き寝」の意味・読み・例文・類語

かも

鴨が水に浮いたまま寝ていること。物事が落ち着かなくて、不安なことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 吾妹子 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「鴨の浮き寝」の意味・読み・例文・類語

かも【鴨】 の 浮寝(うきね)

  1. 鴨が水に浮きながら寝ること。転じて、物事の不安なこと。気の安まらぬことのたとえ。多く「う(憂)き寝」にかけて用いる。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「吾妹子に恋ふれにかあらむ沖に住む鴨之浮宿(かものうきね)の安けくも無き」(出典万葉集(8C後)一一・二八〇六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android