日本歴史地名大系 「鶴羽庄」の解説 鶴羽庄つるわのしよう 香川県:大川郡津田町鶴羽庄鶴羽を遺称地とし、一帯に推定される。安元二年(一一七六)の八条院領目録(山科家古文書)の京都蓮華心(れんげしん)院領に「羽」とあり、官省符庄である。嘉禎三年(一二三七)に死去した山城石清水(いわしみず)八幡宮検校田中宗清が作成した石清水八幡宮文書目録(石清水文書)に「鶴羽・鴨部事」に関する文書の所在することが記されている。これは当庄と石清水社領鴨部(かべ)庄(現志度町)との堺相論に関する文書であろうから、両庄は境を接していたと推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報