黄順元(読み)こうじゅんげん(その他表記)Hwang Sun-wǒn

改訂新版 世界大百科事典 「黄順元」の意味・わかりやすい解説

黄順元 (こうじゅんげん)
Hwang Sun-wǒn
生没年:1915-

韓国の作家。平安南道大同出身。早稲田大学卒業。初期には詩を書き,詩集《放歌》(1934),《骨董品》(1936)を発刊。1940年小説集《沼》を出し,以後小説に専念する。初期の代表作《星》(1941)をはじめ,少年を主人公とした幻想的,心理的で,韓国の風土に根ざした抒情性に富む短編によって知られる。この抒情性の背後にはつねに原初的な生の鮮明な印象が刻まれている。解放後は,解放前に書きためた作品とともに新作を次々と発表,《カインの後裔》《木々斜面に立つ》《日月》《動く城》などにより長編作家としての地位を固める。慶煕大学教授,芸術院会員。《黄順元代表作選集》がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黄順元」の意味・わかりやすい解説

黄順元
こうじゅんげん

「ファン・スンウォン(黄順元)」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む