黏ゆ(読み)ねゆ

精選版 日本国語大辞典 「黏ゆ」の意味・読み・例文・類語

ね・ゆ【黏・粘】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ねばる。ねばりけが出る。
    1. [初出の実例]「緑油、葉を剪て蒲新に長せり。紅蝋、枝に黏(ネ)えて杏開かむと欲す〈白居易〉」(出典新撰朗詠集(12C前)上)
    2. 「水辺のねばい処では輪がまたねへてわるいぞ」(出典:両足院本周易抄(1477))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android