黒暗暗(読み)コクアンアン

デジタル大辞泉 「黒暗暗」の意味・読み・例文・類語

こく‐あんあん【黒暗暗/黒闇】

[名]墨を流したようにまっくろなこと。まっくらなこと。
天下悪魔巣窟と見て、―の中に彷徨し」〈一葉・うもれ木〉
[ト・タル][文][形動タリ]まっくろなさま。また、まっくらなさま。
「―たる其中にキャッと魂消たまぎる声は」〈露伴・いさなとり〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android