黒沢良臣(読み)クロサワ ヨシタミ

20世紀日本人名事典 「黒沢良臣」の解説

黒沢 良臣
クロサワ ヨシタミ

大正・昭和期の精神医学者 元・熊本医科大学学長。



生年
明治15(1882)年5月14日

没年
昭和41(1966)年9月10日

出生地
山形県

学歴〔年〕
東京帝国大学医科大学医学部〔明治40年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正12年〕

経歴
呉秀三門下で、東京府巣鴨病院、国立感化院武蔵野学院に勤めた後、東京府立松沢病院医長となり、昭和元年熊本医科大学教授、12年同大学長となった。18年まで務め、陸軍司政長官、ジャワ熱帯医学研究所長を経て25年国立国府台病院長となった。27年から国立精神衛生研究所長を兼任、31年退任。中枢神経系梅毒の組織病理学、保護児童の精神医学について研究した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒沢良臣」の解説

黒沢良臣 くろさわ-よしたみ

1882-1966 大正-昭和時代の精神科学者。
明治15年5月14日生まれ。呉秀三(くれ-しゅうぞう)にまなぶ。東京府立松沢病院医長などをへて,大正15年熊本医大教授,昭和12年同大学長となる。戦後は国立国府台(こうのだい)病院長,国立精神衛生研究所長をつとめた。昭和41年9月10日死去。84歳。山形県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android