黒闇々(読み)こくあんあん

精選版 日本国語大辞典 「黒闇々」の意味・読み・例文・類語

こく‐あんあん【黒闇闇・黒暗暗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) 墨を流したようにまっくろなこと。まっくらなこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「一場埒なく乱れて黒闇々(コクアンアン)たる其中にキャッと魂消る声はたしかに伝太郎なり」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴八一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android