じわつかせる

精選版 日本国語大辞典 「じわつかせる」の意味・読み・例文・類語

じわ‐つか・せる

  1. 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]じわつか・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙
  2. 心をゆする。
    1. [初出の実例]「恋の生る木・ちょっともたれてじは付かす」(出典:雑俳・伊勢冠付(1772‐1817))
  3. 小さくゆする。
    1. [初出の実例]「初雁の声に背中をじはつかせ」(出典:雑俳・和歌ゑびす(1751‐64))
  4. (あぶらけのある物などを火にかけて)じゅうじゅうと音を出させる。
    1. [初出の実例]「小汚い石油昆炉に牛鍋をジワ附かせながら」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android