初雁(読み)ハツカリ

デジタル大辞泉 「初雁」の意味・読み・例文・類語

はつ‐かり【初×雁】

秋になって最初北方から渡ってきた。はつかりがね。 秋》
[類語]がんかり真雁帰雁落雁かりが音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「初雁」の意味・読み・例文・類語

はつ‐かり【初雁】

  1. 〘 名詞 〙 秋に、その年初めて北方から渡って来る雁。はつかりがね。はつがん。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「九月のその始雁(はつかり)の使にも思ふ心は聞こえ来ぬかも」(出典万葉集(8C後)八・一六一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android