千重の一重(読み)ちえのひとえ

精選版 日本国語大辞典 「千重の一重」の意味・読み・例文・類語

ちえ【千重】 の 一重(ひとえ)

  1. 数多くあるうちのほんの一部分
    1. [初出の実例]「吾が恋ふる 千重之一隔(ちへのひとへ)も 慰もる 情もありやと」(出典万葉集(8C後)二・二〇七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android