土被り(読み)ドカブリ

デジタル大辞泉 「土被り」の意味・読み・例文・類語

ど‐かぶり【土被り】

建築用語で、トンネル暗渠あんきょのように地中に埋設される構造物の上端から地表面までの土砂岩盤の厚さをいう。土被り厚

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の土被りの言及

【トンネル】より

シールド工法
[開削工法]
 開削工法はオープンカット工法,あるいはカットアンドカバー工法とも呼ばれ,地上から溝状に掘削を行い,その底にトンネル構造物を建造した後,埋戻しを行ってトンネルを建設する方法である。設置深さの浅いトンネルの場合,とくに都市内街路下に設ける地下鉄道の建設とか,山岳トンネルの坑口部などで土被り(どかぶり)(トンネル上の土の厚さ)の薄い部分に用いられる。多くの場合,掘削する両側に杭などを建て込んで土留め工を施工する必要があり,また地表の交通などを維持しながら工事を行う場合は,掘削部上面を路面覆工板で敷きつめておく必要がある。…

※「土被り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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