巧偸(読み)こう(かう)とう

普及版 字通 「巧偸」の読み・字形・画数・意味

【巧偸】こう(かう)とう

たくみにぬすみとる。〔清波雑誌、五〕老米(はなは)だ書畫を好む。嘗(かつ)て人より古畫を借り、自ら臨搨(りんたふ)し、搨(うつ)し(をは)れば、せて眞贋本と之れを歸し、其れをして自ら擇ばしむるも、辨ずること(な)きなり。巧偸豪奪す。故に得る多しと爲す。

字通「巧」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android