精選版 日本国語大辞典 「一絞」の意味・読み・例文・類語
ひと‐しぼり【一絞】
- 〘 名詞 〙
- ① ひとしきり雨が強く降ること。
- [初出の実例]「一しぼり雨は過ぎぬる庭の面に散りてうつらふ萩が花摺り〈藤原公直母〉」(出典:風雅和歌集(1346‐49頃)秋上・四八一)
- ② 着物をしぼらなければならないほど、水や汗などでびっしょりぬれること。ずぶぬれになること。
- [初出の実例]「ひとしぼりに成た。〈略〉身共を川へはめた」(出典:虎寛本狂言・丼礑(室町末‐近世初))
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...