世界大百科事典(旧版)内の1565年の陰謀の言及
【コルテス】より
…メキシコのクエルナバカに生まれ,1540年スペインへ渡り,国王カルロス1世,ついでフェリペ2世に仕え,63年メキシコへ帰る。65年,コンキスタドールやその子孫の権利を剝奪し王権の確立を図るスペイン王室に対し,メキシコでは若いクリオーリョ(クレオール)を中心に反乱計画が練られ,コルテスはこの〈1565年の陰謀〉に加わったとみなされて逮捕され,インディアスから永久追放された。のち,74年,国王よりメキシコにある旧財産の返却が認められるが,二度とメキシコには戻らなかった。…
※「1565年の陰謀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」