二番鯣(読み)にばんするめ

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「二番鯣」の解説

にばんするめ【二番鯣】

するめいかで作ったするめ。◇江戸時代、するめは中国への主要な輸出品であったが、輸出の際に用いた等級から。⇒一番するめするめ

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の二番鯣の言及

【するめ】より

…するめの語を見るのは室町中期ごろからで,語源については〈すみむれ(墨群)〉の約転などとする説がある。江戸時代には中国への重要輸出品で,当時等級を示すために用いられた〈一番するめ〉〈二番するめ〉の呼称は,現在も用いられている。一番するめはケンサキイカを原料とする優良品で,五島するめとも呼ぶように,九州諸県や山口県を主産地とする。…

【スルメイカ(鯣烏賊)】より

…おもに夜間に水深30mくらいまで浮上したものを集魚灯で集め,擬餌針をたくさんつけたはえなわをドラムで巻き上げて釣るが,一部は底引網,定置網などでとられる。生食のほか,するめにするが,これはケンサキイカの〈一番するめ〉に対して〈二番するめ〉と呼ばれ,産地により〈松前するめ〉〈南部するめ〉〈佐渡するめ〉などの名もある。イカ【奥谷 喬司】。…

※「二番鯣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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