4-スチレンスルホン酸(読み)スチレンスルホンサン

化学辞典 第2版 「4-スチレンスルホン酸」の解説

4-スチレンスルホン酸
スチレンスルホンサン
4-styrenesulfonic acid

4-ethenylbenzenesulfonic acid.C8H8O3S(184.2).2-ブロモエチルベンゼンにクロロスルホン酸を作用させると得られる.4-(2-ブロモエチル)ベンゼンスルホニルクロリドをメタノール溶液中,水酸化カリウムで処理し,脱臭化水素および加水分解によりカリウム塩を得る.p-トルイジン塩として再結晶により精製することができる.p-トルイジン塩は融点182~183 ℃.カリウム塩はペルオキソ二硫酸カリウムのような触媒で重合し,高い交換容量をもつ陽イオン交換樹脂を生成する.また,種々の共重合用モノマーとして用いられる.[CAS 98-70-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む