世界大百科事典(旧版)内のcancerの言及
【癌】より
…古代エジプトには〈癌〉に相当する言葉がある。 癌は,ギリシア語でkarkinos,英語でcancer,ドイツ語でKrebsといい,いずれもカニが原義である。乳癌は頻度が多く,また外からよく見える。…
【イチョウガニ】より
…甲幅10cmに達する甲殻綱イチョウガニ科のカニ(イラスト)。甲は扇形に近く,その名のとおりイチョウの葉を思わせる。額は3本の突起,甲の前側縁は眼窩(がんか)外歯を含めて12本の突起からなり,後側縁に小さな突起が一つある。甲域は胃域,心域,鰓域(さいいき)が隆起し,それぞれさらに細分されている。イチョウガニ属Cancerはリンネ以来の由緒ある学名で,当初はカニ類がすべて含まれていた。この語は癌をも意味するが,皮膚にできた癌のようすがカニの甲面のでこぼこから受ける印象に似ているためといわれる。…
※「cancer」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」