Flying XMODEM

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

Flying XMODEM

XMODEMプロトコルの一種で、XMODEMの転送効率を高めるための改良を施したもの。XMODEMでは、データを128bytes単位にまとめて転送するが、このとき1パケットを送信するたびに受信側から確認応答を返している。パケットの内容を正しく受け取れるとACK(Acknowledge)を、そうでなければNAK(Not Acknowledge)を返す。しかし確認応答をもらってからでなければ次のパケット(もしくは再送信パケット)を送れないため、無駄な待ち時間が生じてしまう。この待ち時間は通信遅延が大きくなるほど(遠くと通信するほど)増えていく。そこで、確認応答を待たずにパケットを次々と送る方法が考案された。これをflying XMODEMという。この場合、受信確認もまとめて(受信したパケットの分だけ)返送する。これにより、無駄な待ち時間がなくなり、通信路の使用率を100%近くまで引き上げることができるようになる。

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