Gāndhī-Irwin Pact(英語表記)GandhiIrwinPact

世界大百科事典(旧版)内のGāndhī-Irwin Pactの言及

【ガンディー】より

…彼はまたこの過程で,少数派ではあるがJ.ネルーを先頭とする国民会議派内急進派と,V.パテールやR.プラサードら多数・保守派を会議派組織の中で巧みに統合し,かつビルラー財閥をはじめとするインド民族資本の支持をもとりつけることによって,会議派を最大の大衆的民族運動組織へと成長させた。ただ同時に,バールドーリー決議(1922)やガンディー=アーウィン協定Gāndhī‐Irwin Pact(1931)にみられるように,その理念とする〈アヒンサー(非暴力)〉の原則を絶対化するあまり,大衆運動が高揚した時に彼ないし会議派指導部の思惑外へそれが発展しようとすると運動の停止を命じ,全体としての大衆的反帝国主義闘争の推進を妨げることもあった。彼はまた,農民や労働者の運動が階級的色彩を帯びることには徹底して反対した。…

※「Gāndhī-Irwin Pact」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android