出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
…ヤード・ポンド法の質量の最小単位。ゲレーンともいう。常衡のポンド(常用ポンド)の1/7000と定義され,英語圏諸国のおもな計量標準機関で国際ポンドが採用された1959年7月以降,実効上,厳密に64.79891mgに等しい。単位記号はgrである。トロイ衡と薬衡はグレーンを基に構成される。したがってグレーンは3衡に共通な唯一の単位であるが,常用オンス,常用ドラムとは倍数関係にない。【三宅 史】…
… 一方,アメリカにおいてはデュポン社におけるクロロプレンゴム(CR)の開発が進み,1932年には250tの生産が行われるようになった。アメリカにおける汎用合成ゴムの工業化は遅れていたが,39年第2次大戦の勃発とともにドイツからの合成ゴムの輸入がとまり,41年太平洋戦争への突入に至って軍需物資として重要なゴムを確保するため,アメリカ政府は〈合成ゴムの政府管理Government Synthetic Rubber Program〉による大量生産を行い,41年には年産8000tであったものが45年には年産82万tにも達するという驚異的な発展をとげた。このとき生産された合成ゴムはGR(Government Rubber)とよばれ,その種類によって,たとえばスチレンとブタジエンの共重合ゴムはGR‐S,アクリロニトリルとブタジエンの共重合ゴムはGR‐Aなどとよばれた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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