pensée(英語表記)pensee

世界大百科事典(旧版)内のpenséeの言及

【思想】より

…一方,科学は,近代になって,哲学から分離して客観的実在の法則を探求するものと考えられるようになると,思想とはちがったものと考えられたが,今日では再び世界と人生についての理解の仕方として,思想の一つの形態と考えられている。 ところで,西欧では,〈思想〉を意味するthought(英語),Gedanke(ドイツ語),pensée(フランス語)などの語は,伝統的に思考と密接に結びついて理解されてきた。古くは,意志をも含んだ精神活動の全体を指していたが,18世紀以降,より厳密に思考を主観的な反省や推論などの理性的意識の活動と考え,さらにそれを普遍的理念に基づくものとする観念論的考え方が確立されると,思想ももっぱら理性の活動とその所産として理解される傾向が強くなった。…

※「pensée」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android