世界大百科事典(旧版)内のallopatricの言及
【隔離】より
… このような隔離機構の考察は,突然変異,自然淘汰,機会的浮動などの進化の要因に関する知識の増大とともに,進化と隔離について次のことを明らかにした。ワーグナー以来の隔離による種の分化に対する近代的説明は,地理的に隔離された異所性allopatric集団において,自然淘汰と機会的浮動のため遺伝子頻度に変化が起こることにより品種は分化し,環境はこの過程を指導する役割を果たす。そして異所性集団は生殖的に隔離されるに至って種の域に達する。…
※「allopatric」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」