翻訳|speciation
新しい種は祖先種の分岐(生殖的隔離)および単一の種系列の時間的変化によって生ずるが,通常は前者のみを種分化という。現在地球上にみられる生物の多様性は種分化なしには説明できない。種分化の過程と機構の解明は進化学の中心的課題の一つである。マイヤーE.Mayrの〈創設者の原理founder principle〉は,分布の縁辺部で小さな集団が地理的に種の主要な集団から隔離され(このような場合の主要な集団と縁辺の集団の関係を異所的という。逆に両集団が同一地域に共存する場合には両者の関係を同所的という),遺伝子の交流が断たれることにより,その場の環境に応じた自然淘汰と遺伝子の機会的浮動が効果的に働き,比較的急速に新種が形成されることを主張するもので,多くの学者の賛同を得ている。またこの異所的種分化allopatric speciationをモデルにして,古生物の形態変化のパターンが再検討されている。倍数性が普通にみられる生物では同所的種分化sympatric speciationの可能性があり,分断淘汰や生態的な原因による種分化を考える学者もあるが,多くの場合地理的隔離が種分化のきっかけとなることは疑いない。
執筆者:速水 格
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
⇒ 種形成
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
1/28 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新