AppleTV+(読み)アップルティーブイプラス

デジタル大辞泉 「AppleTV+」の意味・読み・例文・類語

アップル‐ティーブイプラス【Apple TV+】

米国アップル社が運営する定額制動画配信サービス。2019年より配信開始。既存映画ドラマなどのコンテンツではなく、自社制作したオリジナル作品やスポーツ中継を配信。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵 「AppleTV+」の解説

AppleTV

アップル社が提供する、テレビ接続して、様々なサービスが利用できる機器の総称(セットトップボックス:Set Top Box)。AppleTVは、テレビとインターネットに接続することで、アップル社のサービスである「iTunes」の音楽、映画の他、動画配信サービス「Hulu」、「YouTube」などの動画を楽しむことができる。
2012年に発売された現行モデルのAppleTVは、「Apple A5」のシングルコアプロセッサを搭載し、インターネットには、無線LAN規格802.11a/b/g/nのWi-Fiや、10/100BASE-Tの有線LANで接続可能。テレビとは、近年多くの家電、AV機器、パソコンで採用されているデジタル映像・音声入出力インターフェース規格の「HDMI」で接続する。「Apple Remote」と呼ばれるリモコンが同梱されているが、アップル社のBluetoothワイヤレスキーボードにも対応しているため、キーボードによる操作も可能。高さ23mm、幅98mm、奥行き98mm、重さ272gと、小さくて軽いのも特徴の一つである。
更に特筆すべきAppleTVの特徴は、「AirPlay」に対応している点だ。AirPlayを利用すれば、Wi-Fi経由でiPhoneiPadなどのiOS機器にある写真やビデオ映像を、AppleTVとつないだテレビで再生できる。難しい設定は不要で、iOS機器がApple TVと同じWi-Fiネットワーク内にあれば、iOS機器にAirPlayアイコンが自動的に現れるため、簡単に機器内にあるコンテンツをテレビやスピーカーに出力できる。
また、AirPlayの「ミラーリング」機能を使えば、iOS機器やAppleのパソコン「Mac」にあるコンテンツを、同じネットワーク内の、他のiOS機器に表示させることができる。例えば家庭なら、特定の写真やビデオ映像を、家族各々が持つiOS機器に表示させることができる。学校なら、学生のiPadなどにある作品を、先生のiOS機器で確認することができるため、新たなコミュニケーションツールとしての活用が期待される。

(横田一輝 ICTディレクター / 2013年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

知恵蔵mini 「AppleTV+」の解説

Apple TV+

米国アップル社が展開する定額制の動画配信サービス。スティーブン・スピルバーグやリース・ウィザースプーン、オプラ・ウィンフリーなどの著名な映画監督や俳優、司会者らと同社が連携し、独自のドラマやドキュメンタリーなどの番組を制作・配信する。2019年の秋より、日本を含む100以上の国・地域でサービスが開始される予定で、Apple TVアプリに対応したテレビや携帯端末で視聴できる。

(2019-3-28)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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