世界大百科事典(旧版)内のBaruchの言及
【バルク書】より
…旧約聖書外典中の一書。エレミヤの従僕兼秘書バルクBaruchがバビロンで書いて捕囚民の前で読み,拠金とともにエルサレムの同胞へ送った書簡の体裁をとる。説教を含む懺悔(ざんげ)の祈り,知恵の賛歌,捕囚を嘆き救いの近いことを告げる慰めと励ましの歌から成る。原典は一部ヘブライ語で,一部ギリシア語で記された。前2,前1世紀に由来する性格を異にする各部分が,後70年直後に編集されたものと推定される。【土岐 健治】…
※「Baruch」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」