世界大百科事典(旧版)内のBell,E.の言及
【ブロンテ姉妹】より
…家庭の事情で2人は家に戻らざるをえなくなり,3姉妹共同で詩集を自費出版したのは46年であったが,少しも売れず苦い失望を味わった。このときシャーロットはカラー・ベルCurrer Bell,エミリーはエリス・ベルEllis Bell,アンはアクトン・ベルActon Bellと,頭文字だけ同じのペンネームを使い,女であることを隠そうとしたが,これはその当時の一般の風潮を考えると,やむをえぬ行為だった。 詩集の失敗の後,3姉妹は小説をそれぞれ同じ筆名を用いて書き,ロンドンの出版社に送ったが,拒否されることが続いた。…
※「Bell,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」