世界大百科事典(旧版)内のBerlepsch,H.F.vonの言及
【巣箱】より
…しかし,巣箱に入る鳥の多くは,農林水産業上有益な鳥が多いので,日本では昔から,政府機関(初めは農商務省,現在では農林水産省や環境庁)が,巣箱の架設を奨励し,それを日本鳥学会が専門的立場から指導・援助した。巣箱は,ドイツのベルレプシュ男爵Hans Freiherr von Berlepsch(1857‐1933)の考案になるといわれ,彼は1905年にゼーバハにある領地400エーカーに2000個を架けた。この巣箱の90%は36種の鳥たちに利用され,たまたま同地方にカレハガの大発生が起こったとき,男爵の森だけは砂漠の中のオアシスのように青々と残った。…
※「Berlepsch,H.F.von」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」