bibliothēkē(その他表記)bibliotheke

世界大百科事典(旧版)内のbibliothēkēの言及

【書庫】より

…〈文庫〉ともいい,古くは〈文殿〉〈経蔵〉などとも称した。これに相当するラテン語,英語bibliotheca,ドイツ語Bibliothek,フランス語bibliothèqueなどはいずれもギリシア語bibliothēkēにもとづく。この語はbiblion(本)とthēkē(置場)の合成によるもので,西欧語でも元来は,書物の置場すなわち〈書庫〉の意が強かったが,最近では,書物の保管に閲覧の意を兼ねた〈図書館〉の意に用いられるようになった。…

【図書館】より

…なお,〈文献〉というとき,〈文〉の方は記録されたものを示し,〈献〉の方は賢に通ずで,賢人が頭に覚えている内容を指すという(《論語》)。一方,図書館を指す英語libraryの語源は木皮を意味するラテン語liberに由来し,英語bibliotheca,ドイツ語Bibliothek,フランス語bibliothèqueなどはギリシア語bibliothēkē(biblion(本)+thēkē(置場))に由来する。なおbiblionの語は,小アジアのパピルスの貿易港ビュブロスByblosからきており,これはBible(聖書)などの語源ともなっている。…

※「bibliothēkē」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android